RECENT ENTRY
水時計−時を刻む水の滴
ポセイドン見て、おぼれ死にかける またハリケーンがやってきますよ プロ野球から草野球までデータ野球 忘れモノをめぐる日本の均衡点 遺産を守るのが進化のバロメーター 今年買った本のお薦め(更新) サルでも分かるダビンチコードの面白さ 緑の選択、復元・復興・再生 炭酸締出し、わざわざ政治がやること? ナイロビの蜂に見た思いあがり ロシアの「今」で民主主義を考える 世界の100人に選ばれた小泉首相の実績 地球を画面に感じる、プラネットアース 竹島問題にて、「売国土」は売国奴? 「V」が示す自由への自負と警鐘 北朝鮮の、遠かざる夜明け ベトナム経済の再起動、日本も協力 ダ・ヴィンチ・コードは事実から創作へ? 広告ビジネス新時代の競争に「看板」
May 2007
CATEGORY ARCHIVE
お知らせ(7)
本物の英語情報:Magazine; Books; Movies(73) 英語を学ぼう:Let's English(11) 世界の空(中国特集):World and China(14) いいじゃない:Don't worry(20) かわいい兄妹:Tecodeko(28) |
小泉さんの人気はすごい。僕だってかろうじて支持しています。政治家には国民的な人気が必要だと思いますし、リーダーシップを感じるような言動、そして、身の回りの清潔さなどは重要です。僕はついつい、企業のリーダーというイメージで彼を見てしまうのですが、彼の資質は、とても参考になります。
ただ、彼が総理になる前、僕が好んで見る政治討論番組では、彼の話を聞くたびに、「中身がない人(みたい)だなあ」と感じていました。適当に言葉をつくろい、誰もが反対できないフレーズをぽつりと言うだけ。とても議論にはならない・・と、ある意味、別の意味で興味を持ったのが印象的です。そんな彼も、戦後の日本を代表する、いや、時代の節目に相応しいリーダーシップを発揮し、彼の最後のラストスパートに入ろうとしています。あのタイム誌が、世界にもっとも影響を与える100人として、小泉純一郎の名前を挙げたのも、うなずけないではありません。
JUNICHIRO KOIZUMI 小泉政権と言えば、「改革政権」の印象がつきまといますが、実際には、不良債権処理をやり遂げた点だけなのではないでしょうか。郵政民営化法案を通したことは極めて評価したいのですが、それを真の改革にするか否か、小泉さんは責任をもつつもりがありません。その他、年金改革は暫定的な応急措置でしたし、中国・韓国・北朝鮮との関係は、就任前以上に悪化し、混乱を招きました。他方、対米追随は単純化され、逆に財政負担ばかりが増えそうです。また、「小さな政府」への歩みも、改革ではなく、単なる経費の微節減に終わりそうです。つまり、彼が改革したのは、日本ではなく、自民党の組織だったわけですね。与党を刷新するのは重要なことですが、その他は、あまりに中途半端だったような気がします。
タイム誌も次のように書いています。“even though he managed to get a bill passed to privatize the postal system, most of his promised reforms have yet to bear fruit.”・・要は、彼の公約のほとんどは、今のところまだ成果にはつながっていない・・確かに、時間がかかるのは仕方ないですが、抜本改革にまでは着手すらできなかったようです。・・とは言え、彼の成果と考えていいものはもちろんたくさんあり、《偏向マスコミは報道しない小泉政権の成果》は参考になりました。僕が一番興味をもっているのは、「小さな政府」論争です。小泉改革のシンボルにもなった言葉ですね。財政問題を解決するためには、無駄な支出を抑え、効率性を高めなければなりません。民間や地方に任せていくことで無駄が減らせるという理屈はごもっともです。
「小泉改革5年を問う」 第1回「“改革”は何をもたらしているか」
今度、NHKスペシャルがあるので、ぜひ、小泉改革の5年を総括してみましょう。僕の見解は、「小さな政府」を本当に論じるんなら、国家公務員ごと、規模を縮小して地方政府に吸収させるか、郵便局のように民営化していかなければ、意味がないと考えています。権限と財源だけを渡すのではなく、人材も移動させるべきです。優秀な人々は、現場に近いところで、もっと活躍できるはずです。もし、一部の公務員が、従来のルールを持ち出して、「国家公務員」の身分に固執しようと言うなら、僕は逆にこう言いたいです。いつだって不安定な運命にさらされている国民が、一生、あなた方の安定を支えるために税金を払うのか、です。政治的な悪は、「よどみ」を作ってしまうことですから。
ここまで進んだ小泉改革!で、成果を検証してみましょう。
◆ 山口二郎先生の少し前の記事 「構造改革と政治」
“東京都と北海道で世論調査・・大きな政府派が多い”。・・面白いです。要は、政府が、やることをちゃんとやれば、できるはず、という世論のご意見なんですね。ということは、「小さな政府」とは、役人はバカで、そんなことを望むべくもないという考え方になります。 ◆ ぬぬぬ? 「"小さな政府"のウソ、まやかし」 “小泉+竹中が目指すアメリカの悪いところだけの"コピー国家"は「新自由主義」”。・・「小さな政府」がもし、弱者には何もしないという政府なら、いっそのこと要りませんよね。その後の論評も、極めて痛快、明快。 ◆ もじもじスケッチ 「私がなぜ小泉支持でいるのか」 “小泉首相をボロカス言ってるアンチほど・・理屈に合わないことを言ってるから。”。・・これは言えてる。何でもかんでも批判するつもりの人々の批判の仕方ほど、逆に不快に思えてきます。 ◆ 徳島で働くとある公認会計士の本音 「真の財政改革」 “国民にとって不要な人材や不必要な名目の支出はすべて削減すべき”。・・確かに。高額な金銭面での保障がないと、いい人材が来ないという理由で設定されたみたいですが、明らかに事実誤認です。誰もいないんだったら、僕がやりますよと言いたい!え?「いい人材」じゃない?・・失礼しました。
Posted by cancheer 05:31 PM | 固定リンク
この記事のトラックバックURL:http://kupppy.s57.xrea.com/x/mtsys/mt-tb.cgi/380 TRACK BACK
真の財政改革とは
首長の退職金廃止を=小泉首相、自らも辞退??公務員人件費削減 小泉純一郎首相は27 「徳島で働くとある公認会計士の本音」のサイトから Posted at 2006.05.12 00:43
小泉内閣の実績を評価する70%
「格差広がった」6割が指摘…小泉内閣5年で世論調査 読売新聞社の全国世論調査(面 「もじもじスケッチ」のサイトから Posted at 2006.05.12 06:27
小泉内閣の実績を評価する70%
「格差広がった」6割が指摘…小泉内閣5年で世論調査 読売新聞社の全国世論調査(面 「もじもじスケッチ」のサイトから Posted at 2006.05.12 06:31 |
|