|
RECENT ENTRY
水時計−時を刻む水の滴
ポセイドン見て、おぼれ死にかける またハリケーンがやってきますよ プロ野球から草野球までデータ野球 忘れモノをめぐる日本の均衡点 遺産を守るのが進化のバロメーター 今年買った本のお薦め(更新) サルでも分かるダビンチコードの面白さ 緑の選択、復元・復興・再生 炭酸締出し、わざわざ政治がやること? ナイロビの蜂に見た思いあがり ロシアの「今」で民主主義を考える 世界の100人に選ばれた小泉首相の実績 地球を画面に感じる、プラネットアース 竹島問題にて、「売国土」は売国奴? 「V」が示す自由への自負と警鐘 北朝鮮の、遠かざる夜明け ベトナム経済の再起動、日本も協力 ダ・ヴィンチ・コードは事実から創作へ? 広告ビジネス新時代の競争に「看板」
May 2007
CATEGORY ARCHIVE
お知らせ(7)
本物の英語情報:Magazine; Books; Movies(73) 英語を学ぼう:Let's English(11) 世界の空(中国特集):World and China(14) いいじゃない:Don't worry(20) かわいい兄妹:Tecodeko(28) |
『ダヴィンチコード』を観てきました。以前にも、予告編で興奮(GO)し、世界が騒々しくなって興奮(GO)し、二回の記事を書いてきました(笑)。今回、その念願の上映作品を満足して観終ったとき、館内を見渡すと、目が点になっている人が多かったことに気付きました。
小説を読んだ僕にとってはとても面白い作品でしたが、そうでない日本の方には大変だったと思います。なにしろ、日常の中にキリスト教と接点がありませんし、イエスをめぐる論争についてもほとんどご存知ないでしょう。まして、映画では、解説項目を最小限にしたおかげで、解説そのものもかなり駆け足で、「意味不明」でした。大規模な宣伝広告とは裏腹に、これだけ予習を必要とする作品もなかなかありません。そこで、ちょっぴりネタばれ気味(ギリギリセーフだと思いますが・・)背景説明をしておきます。映画さえ楽しめればいいという方のために、敢えて、簡略化した説明ですのでご了承ください。
モナリザの絵と『ダビンチコード』っていうタイトルですから、てっきり、あの絵に隠された多種多様な秘密を追いかける物語だと思われてしまいます。周知の通り、この絵には数々の「発見」が推測されていますが、映画では割愛されています。背景からその微笑に至るまで、作品が人々を魅了するかなりの部分はダビンチ本人への好奇心です。この世の理屈を次々と解き明かし、新しい創作を成し得た天才は、宗教に対しても何らかの疑問と作意をもったはずです。それを自由に口にできなかった時代背景が、暗号という手法としばしば結び付けられました。映画では、ダビンチほどの偉人が名を連ねたという、ある信仰団体の存在をほのめかすために、彼の存在感を活用しています。
映画を純粋に楽しみたい方は、その信憑性を気にとめる必要はありません。むしろ、誰がその革命を望み、誰がそれを恐れているのか、冷静に見てもらいたいと思います。一番面白いのは、歴史を振り返るシーンです。キリストの教えが世俗に広まり始めたローマ帝国の時代、教義をめぐって、色々な人々が勝手な解釈を始めました。やはり強い影響力をもつのは、時の権力者と手を結んだ宗教指導者たちです。事実を隠蔽し、キリストの教義を何代にも渡って捏造して民衆統治に利用していた・・なんてことがあったかもしれません。他方、宗教(組織)が腐敗してくれば、教義に忠実でありたいと願う人々が理想の在り方を求めて改革を唱えるようになります。あるいは、別の教義を信じた人々が抵抗を始めました。
原作者であるダン・ブラウン氏が語っています。この小説を、革命的な論文などと誤解されると困ってしまう、と。彼が根拠にしている考え方はすでに何世紀にも渡って提起されていた少数派意見です。その断片を面白おかしくつなぎ合わせただけです。たとえば、彼が挙げた「オプス・デイ」。キリスト教(カトリック)の中でも、教義に忠実な人々、たとえば、イエスの味わった苦行に近づこうという実在のグループです。「超」がつくくらい真面目な彼らは、その教えの根底を覆すことになりそうな事実が明るみに出るのを恐れている、と物語では設定されました。したがって小説・映画では、その実在する団体が冒頭のルーブル館長殺人事件にどう関与してくるのか、人物関係とともに少しずつ明らかにされていきます。
そろそろまとめに入ります。映画中に登場する数々の暗号は、突然殺されることになったルーブルの館長が、「孫娘」であるヌヴー(Sophie Neveu、暗号解読館)を事件現場に呼ぶための作為です。同時に、直接口頭で説明することができなかった「秘密」を託そうとも考えたようです。そのために、象徴や記号などの研究で著名な教授ラングドン(Robert Langdon)の手を借りたのです。しかし、暗号も、殺人事件のカラクリも簡単なものではありませんでした。警察が二人を疑うというリスクも招いてしまったのです。二人はみずからが追われつつも、殺害現場に残された「謎」を追いかける運命を選びます。そして、その先には、もうひとつの秘密の団体の存在が示唆されるのです。「イエスの真実を継承する」という団体は本当に存在するのか?どこに?何のために?・・
DA VINCI CODE TRUTH sponsored by Westminster Theological Seminary
作者はこうも語っています。「歴史は常に勝者によって書かれてしまう。大切なことは、関心をもってもらい続けること」。つまり彼は、真実を丁寧に見ようとする姿勢を求めているのです。登場人物ヌヴーに言わせた「歴史を見たって(過去を振り返ったって)意味がない」とは、原作者のメッセージの反語です。キリスト教の「女性」観に、あらたな真実を見出そうともしている同作品に奥深さも見逃さないように。さあ、ダン・ブラウン氏の創造美とロン・ハワード監督の映像美をお楽しみください。以下、参考サイトも追記しました〜☆
Posted by cancheer 05:26 AM | 固定リンク
この記事のトラックバックURL:http://kupppy.s57.xrea.com/x/mtsys/mt-tb.cgi/386 TRACK BACK
波紋を呼ぶ映画「ダ・ヴィンチ・コード」
【いよいよ封切!】 いよいよ日本でも映画「ダ・ヴィンチ・コード」が5月20日に封切となる。世界で5千万部も売れたというダン・ブラウン氏の原作をロン・ハワード監督がほぼ忠実に映画化したということで日本でもここ数週間いたるところで広告をみかけるようになった... 「博多っ子の元気通信」のサイトから Posted at 2006.05.21 07:57
「ダ・ヴィンチ・コード」試写会
明日からいよいよ全世界で一斉公開される「ダ・ヴィンチ・コード」 試写会で一足先に観て来ましたー! 閉館後のルーヴル美術館。ダ・ヴィンチの有名な素描「ウィトルウィウス的人体図」を模して横たわる、館長の死体が発見された。死体の周りに残された、不可解な... 「++ poco a poco ++」のサイトから Posted at 2006.05.21 12:58
女性のための防犯@ねっと
このブログに★★★★★星5つ!!治安の悪くなった昨今。防犯対策は一つの保険だと思います。実際に被害にあった経験から作ったブログです。よかったら遊びにきてくださいね。 ★ またこちらにも寄らせていただきますね。 「女性のための防犯@ねっと」のサイトから Posted at 2006.05.21 22:09
シネマ日記 ダヴィンチ・コード
「原作を読んでいない、キリスト教にくわしくない、ルーブル美術がわからない」に該当する方、原作を読んでから映画館に足をお運びください。 この3拍子揃っている私は、ストー 「skywave blog」のサイトから Posted at 2006.05.21 22:37
感想:ダビンチコード
ハードカバーでは上下2巻。文庫本にして3冊。 私は結構さっくり読めるほど面白かっ 「NioCafe-Diary」のサイトから Posted at 2006.05.21 22:46
ダヴィンチ・コードとマグダレナ
ダヴィンチ・コードにまつわるテレビ番組をやっていて、うっかり少しだけ見てしまった。 ご覧の方もおいでだろうし、結構な勢いで売れまくっていたその名もまさに「ダ・ヴィンチ・コード」を既読の方もおいでになろう。そのうえ「ダ・ヴィンチ・コードの謎を解く」だと... 「Sweet Dadaism」のサイトから Posted at 2006.05.21 23:47
ダン・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード』
注:ネタバレが含まれています。 ■小説の名言・格言『ダ・ヴィンチ・コード』 人生には秘密がいっぱいある。 何もかも一度に知ることはできないんだ。 混沌とした世界の底には秩序が隠れている。 人間は自然の法則に従って行動する存在にすぎず、 芸術... 「本の中の名言・格言」のサイトから Posted at 2006.05.22 11:07
『ダヴィンチ・コード』−本の方が面白いかな
The Da Vinci Code 宗教的なバック・グランドが日本人には馴染めない、というような感想が多いこの映画ですが、アメリカ的なエピソードを一つ。 *キリストの真実に関するネタバレに興?? 「姫のお楽しみ袋 」のサイトから Posted at 2006.05.24 22:27
ダ・ヴィンチ・コード
話題の映画「ダ・ヴィンチ・コード」を見てきました。 面白かった!! ただし、原作を読んでいない方にとっては難解かもしれません。 ダ・ヴィンチ・コードはさまざまなキーワードが、暗号を解く鍵になっており、そのキーワード一つ一つに秘められた意味がわからない... 「ワーキングマザーの日常」のサイトから Posted at 2006.05.24 22:45
ダ・ヴィンチ・コード!
今話題のダ・ビンチ・コード映画を見る前には読んでおきたいですね!ダ・ヴィンチ・コード (上)角川書店ダン・ブラウン(著)越前 敏弥(翻訳)発売日:2004-05-31発送時期:通常2���3日以内に発送ランキング:331おすすめ度: 宗教に無関心な人こそ読むべし! 評判どお�... 「闇 市」のサイトから Posted at 2006.05.25 06:52
daVinci
ダ・ヴィンチ・コードを見てきました。 他の方の解説? 見にいくなら、イエスはキリスト教にとって神でなくてはならなく、 奥さんがいたり子供がいたりしたら 根底を覆すことになってかなり問題であることだけ 理解していってください。 一応、そのほかの重要... 「ポッケと愉快な仲間たちの10万8千円」のサイトから Posted at 2006.05.25 22:04
ダビンチコード
今月頭の映画の日に、ダビンチコード(THE DA VINCI CODE)をみてきました。 原作本を読んでから出ないとよくわからないといった意見もちらほら聞かれたりしましたが私にとってはなかなか面白いサスペンスでした^^。 そもそも I don't believe in God. ... 「こつこつ儲けて海外移住!-外国為替証拠金取引/株-」のサイトから Posted at 2006.06.03 15:33
ダビンチコード
今月頭の映画の日に、ダビンチコード(THE DA VINCI CODE)をみてきました。 原作本を読んでから出ないとよくわからないといった意見もちらほら聞かれたりしましたが私にとってはなかなか面白いサスペンスでした^^。 そもそも I don't believe in God. ... 「こつこつ儲けて海外移住!-外国為替証拠金取引/株-」のサイトから Posted at 2006.06.03 15:33
ダ・ヴィンチ・コード/ダン・ブラウン
「ダ・ヴィンチ・コード」は、映画では描ききれないであろう豊富な知識と、綿密なプロットに支えられたエンターテイメント小説です。当初は映画を観るつもりでしたが、小説を読んで正解だったと思います。 キリスト教の聖杯伝説に関する記述は、ストーリー展開以上に面... 「文学な?ブログ」のサイトから Posted at 2006.06.16 01:47 こんにちは。 yuaminminさん、チュチュ姫さん、 やっぱり原作の解説すべてを映画にするのは難しいですよね。秘密の儀式についての記述もほとんど、映画では、映像にされていませんでしたしね。この作品から、歴史への興味が始まってもらえることを、僕は望んでいます。 Posted by: cancheer: May 25, 2006 12:59 PM私も見ましたが、おもしろかった!! 映画も観ました。 Posted by: チュチュ姫: May 24, 2006 10:26 PMリンク、ありがとうございました。 Posted by: チュチュ姫: May 22, 2006 11:57 PMNioさんの言うとおりの印象でした。それでも映画としてはあの長さになりましたからね。僕の隣の人はお腹一杯で眠りに入ってしまいました。ちょっとお気の毒でした。僕にとっては、もう少々、非キリスト教徒に向けた「解説」調であってほしかったのですが・・脚本家は悩んだでしょう〜。 Posted by: cancheer: May 22, 2006 08:36 AMはじめまして。 小説の中の説明的部分をはしょり、映像的な部分をつなぎ合わせた感じがして、「それなりにおもしろい」という感想を抱きました。 poyanさん、僕はフジテレビの特集を見逃してしまいました。残念無念。最近は、ディスカバリーとか、ナショナルジオグラフィックなどのダビンチ特集を観ていました。キリストの世界は奥深い。仏教版ダビンチコードもできませんかね? Posted by: cancheer: May 21, 2006 01:49 PM初めまして。 昨日、フジTVで「ダ・ヴィンチ・コード」の特番を観たのですが、ソレを見て、なぜダ・ヴィンチが暗号を絵に託さなければいけなかったのか、という時代的背景などを知ることができ、より深く理解できました。 >「歴史は常に勝者によって書かれてしまう。大切なことは、関心をもってもらい続けること」 なるほど〜。もっと色々と調べてみたくなりましたよ。 luckymentaiさん、初日で行くとは相当な気合ですね(笑)、僕と一緒です。 この映画が、歴史探求の面白さと意義を理解してもらうきっかけにしなればうれしいです。人間は、至るところに、歴史の足あとを残していることがよく分かります。サスペンスとしての映画は言うまでもなく、最高の面白さです。 Posted by: cancheer: May 21, 2006 12:56 PM僕も昨日見てきました。まだまだ勉強不足ではあったのですが、なんとかストーリーにはついて行くことが出来ました。 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||