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May 2007
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コマーシャルと言えばテレビ。そんな時代はもはや過去のものになりつつあります。景気回復が本格化し、日本でも、広告ビジネスが再び伸張するでしょう。ただし、スポンサーはもはやテレビがいいとは必ずしも考えていないようです。ネット、あるいは屋外広告なんていう手法もずいぶん進化しているからです。
以前、僕も、新規事業支援の仕事をしているとき、広告ビジネスモデルというのをいくつかやりました。将来、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌という四大メディアの神話は崩れ、新規参入にはネット企業が殺到するだろうと考えていたので、僕たちが着目したのは、屋外広告(交通広告)。英語ではいわゆる、「アウトドア・アド」(Outdoor ad)。従来、何にもなかった壁やモノの表面は、何でも広告面になると考えたのです。それこそ、トイレとか、車両とか、ね。
「Street Furniture」。ストリート上の家具なんて直訳すると奇妙ですが、上記の写真のように、デザイン的にもシャレた公共施設を建設し、施設全体、あるいはその一面を広告にしたものです。これは、フランスのドコー社(JCDecaux)の商品で、同社は、屋外広告、特にビルボード(Billboard、「看板・表示」)では非常に有名な会社です。日本に進出を試みたのは、もう数年も前で、規制との戦いだったようです。公共トイレなど、市民にとってもあったら便利なインフラを民間の力で建設できるという意味で、もっともっと国内に導入してもらいたいアイデアですよね。
GETTING ON BOARD
『Abusolute book』という作品集が出版されています。 The billboard as a medium is changing rapidly too, as outdoor agencies transform those once static boards into digital light-emitting-diode (LED) or liquid-crystal-display (LCD) screens that flash new images every few seconds. The dynamic screens allow marketers to fine-tune their messages to rush-hour commuters or soccer moms, depending on the time of day.・・
屋外広告は、液晶パネルやブルートゥースなどの新しい技術も加わり、いよいよ攻勢をかけています。広告全体の規模(スポンサーの予算)が飛躍的に伸びることは考えにくいわけですから、こうしたビルボード広告の蘇生は、ついに、マスメディアの牙城を侵食し始めていくことでしょう。ただ、大切なことは、僕ら、ユーザーの感じ方です。不快に感じる広告ばかりが街中を埋め尽くせば、もはや目を背けてしまうでしょう。ハードの進化もうれしいですが、できれば、上記の“Absolute Vodka”のように芸術性や娯楽性、あるいは教育性などを備えたソフト面での広告の進化も、楽しみにしたいものですね。
◆ 週刊!木村剛 「広告ビジネスは変貌するか?」
“「フィナンシャル ジャパン」・・多くの産業で「中抜き」が始まっている・・広告代理店業というのは・・”。・・こちらは超有名サイトですね。広告ビジネスの今後の変貌についての解説です。 ◆ インターネットのハードコア “ ヤフーの広告関連売上は・・全体の売上の39%に当たります”。・・日本ではネット/携帯広告市場もまだまだ伸びそうですね。ヤフーだと、コンテンツや物販との連動も楽しみです。 ◆ ウォールストリート日記 「Googleは何がすごいのか」 “ GoogleやAmazonのように、既に十分成功していたビジネスモデルを根本から覆し・・”。確かに、日本でもグーグルの存在感は高まるばかりです。広告ビジネスをどこまで制覇するんでしょうか。 ◆ Podium 「ポッドキャスティングに広告を挿入する」 “ 役立つビジネス書のエッセンスをポッドキャスティングで無償提供”。・・そうですね。音声も、広告の対象ですよね。僕なんかは、ローテクですから、音声広告ビジネスと言えば、鉄道の車内放送なんかをイメージしちゃいます(笑)。
Posted by cancheer 01:02 AM | 固定リンク
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