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May 2007
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ナイロビと聞くと、さだまさしの歌「風に立つライオン」を思い出すのは僕だけでしょうか。たまたま、その歌詞を紹介された脳外科医さんのブログがあったのでご紹介しておきます。国際医療の現場でナイロビに向かい、感じたこと、考えたこと。その歌詞が10年前の僕の心にも突き刺さったものです。
流れたお金は、ナイロビの人々にも届いています。郊外には、広大なスラム街が広がっていて、映画にも再三登場します。医療チームが、現地を蝕む伝染病へのワクチンを投与しているシーンも見られます。しかしそこに、本作品の提起する問題点がありました。実は、彼らに投与されているものは、安全性が確認されていない薬だったのです。まさに、人体実験です。もし、現地の人々が、それを承知の上で受けていればまだいいでしょう。しかも、その投与結果を、企業が情報公開し、研究のやり直しを決断したり、副作用で苦しむことになった人々への治療に踏み込んでいるなら、問題はそれほど深刻ではなかったはずです。
さだまさしの『風に立つライオン』の歌詞に戻りますが、「僕は“現在”を生きることに思い上がりたくないのです」とあります。そして、「僕はよどみない生命を生きたい」と続きます。そう言えば、思いあがらないためには、不幸か、貧乏か、勇気が必要なのだそうです。ロシア革命に大きな影響を与えた作家、ツルゲーネフの名言です。何(誰)かに生かされているはずの自分は、何(誰)かを生かすために努力しなければならない。そんな意味だと、勝手に理解しています。ナイロビの人々は、(この映画のように)知らない間に僕らの命の実験台になっているかもしれません。だから、それを見つめようとしないですませよることは、きっと、僕自身の思いあがりになってしまうのです。
Nairobi's silent majority fights back 余談ですが、植民地的立場から次々独立を達成したアフリカ諸国の中で、ケニアというのは、社会主義を選択せず、英米との連携でやってきた珍しい国です。現在の「新」政権は、腐敗と戦い続けています。それでも、貧困問題の解決は容易ではありません。上記二年前の“PEOPLE AND PLANET.NET”の記事が詳述しています。国連レポートのライターと同じ方が書いています。また、ナイロビのスラムについては、“What is a Nairobi Slum?”という記事も、写真付きで、映画のシーンとだぶらせて見ることができます。
◆ ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 「 “ナイロビの蜂”遍在する妻」
“行きずりの人を見捨てる者に、一人の女性を愛し、愛される資格があるのか?”。・・そんな問いかけに何て答えられるでしょうか。プロの映画評論家が語った数珠のナビは、必見です!。 ◆ とにかく、映画好きなもので。 “見事な演技によって昇華され、妻の愛の深さをスクリーンに少しずつ立ち上らせてくる”。・・妻の強さと、妻からの愛を、彼女の死後に実感するというのは、本当に「切なくなり」ます。 ◆ 街猫 in NYC 「主人公のような過激なリベラル・・」 “こういう感じで過激になって行きマジに金持ち=悪者って公式が成り立っていたりする”。・・映画の主題と真逆な見方を紹介されています。社会派映画には必ず必要な論点ですね。 ◆ DJ BAMBOOのブログ 「資本主義的旧植民地主義的な流れ」 “監督はスピード感のあるバイオレンスを見せる手法”・・で、映画の緊迫感、事件の深刻さを浮き彫りにさせました。すごかった。
Posted by cancheer 02:58 PM | 固定リンク
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渇いた大地から届く,深い愛のラブストーリー。 「Akira's VOICE」のサイトから Posted at 2006.05.15 17:31
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