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May 2007
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お知らせ(7)
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大西洋から太平洋に。時代の中心地が移りつつある今日、米中関係はその双璧です。ところが、中国国内の論調を読んでみれば、意外と現実的で、世界唯一の大国とどう向き合うかという文章が多いように感じます。先日の中国・胡錦濤国家主席の初の訪米も、その意義が称えられていました。【GO】
米中首脳会談、貿易・人民元問題で中国の明確なコミットなし
そんな風に見ていると、日本人は、僕も含めて「戦略」的になるのが苦手な民族なのかもしれません。猪突猛進的、あるいは素直で潔すぎと言い換えてもいいでしょう。さて、その米中間の大きな違いは、民意の顕れ方です。アメリカは、何でもかんでも筒抜けになる自由国家です。野党が騒ぎ、マスコミが喚き、様々な人が次から次へと情報を公にする社会です。他方、中国は情報統制を行っていますから、国内外の情報が往来するには多少の時間がかかります。したがって、この米中会談を評価する場合、アメリカでは「得るものなし」との声が多くなり、逆に中国では、米中協調のもとでの世界秩序作りがいよいよ始まったとの報道になるのもうなずけます。
THE GREAT DIVIDE
米中会談にあたって、タイム誌が着目したのは、中国側の対米観です。今、政治的な両者の関係は、大変良好なものになっています。しかもアメリカからすれば、敬意と警戒を抱きつつ、「対等」な交渉ができている珍しい友好国です。そんなアメリカに、中国人は好意を抱いているかという必ずしもそうではないようです。愛憎相反する強い感情(deeply ambivalent)がそこにはあると言います。
Public opinion polls conducted ・・ in Beijing, show that an almost schizophrenic attitude toward the U.S. extends far beyond the upper echelons of Chinese society. A survey in late 2005 showed that two-thirds of the respondents thought Sino-American relations had improved over the last year and that three-quarters of them liked American culture―but the U.S. was also rated as the world's most unfriendly country toward China. Some 56% said they didn't believe that Americans respect China.
会談でブッシュ大統領は、あっさり、台湾独立を支持しないと表明しました。政治的な争点が解消した以上、中国は、米国を怒らせないよう経済的な妥協や改革を示していくことになるでしょう。実は、日本も同じように振舞うことは可能だったはずです。ところが今の日本の指導者は、「靖国神社の問題が解決しても、また別の問題が出てくる」と言って、わざわざ中国への警戒心を高めています。僕は、親中派ですが、決して国益放棄派ではありません。たとえば、日中国境付近での石油資源争奪問題なら、対話とか抗議なんて言ってないで、さっさと、掘削設備の建設を強行に着手してしまえばいいと考えてるくらいです。その上で、中国側に笑顔で、「やっぱり話し合いましょう、お互いのために」と語りかけたほうが、よっぽど解決は早いと思います。戦略的スタンスと言う点で、ぜひ、米中関係の駆け引きを学んでいただきたいと思うのは僕だけでしょうか。
◆ 極東ブログ 「ブッシュ・胡錦涛会談」
“ブッシュ・胡錦涛会談はなんだったのだろう。昨今の課題としては、イラン問題が焦点になるだろうに。”・・骨太のブログで勉強になります。この会談は、両者にとって重要なパフォーマンスになったでしょう、多分。 ◆ ぺきん日記 -中国/北京より “ 歓迎式典でのこの二つの出来事は、予期せぬハプニング”。・・具体的にはこんなことがあったんですね、知らなかった(笑)。
Posted by cancheer 04:01 PM | 固定リンク
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『秦を滅ぼすものは胡なり』
軍部は前の最高権力者である江沢民の傘下にあり、 江沢民の子飼いが軍を掌握しているそうです。 軍部を掌握するには戦争を起こすのが一番いいわけで、 そのための手段こそ中台戦争だという とてもハタメーワクなお話を小耳にはさんだのですが。 ■中国・胡主席、ボー... 「計算外記録票」のサイトから Posted at 2006.04.25 00:01 |
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