cancheerの考え方
タイトル

チョコレート工場の秘密

日付

2005.10.11


チャーリーとチョコレート工場(Charlie and the Chocolate Factory)を見ました。少し前の話ではありますが。今回は、ネバーランド(Finding Neverland)のときのジョニーデップと子役のが気に入って選んだ映画でした。


新コーナーの「本物の英語」がお届けするのは、
映画・雑誌・洋書などのガイダンスです。。


Willy Wonkaの、大人気でかつ謎めいたチョコーレート工場を舞台に繰り広げられる、まさに奇想天外のストーリー。


この工場は、eccentric chocolatierであり、extraordinary factoryとの描写も十分うなずけます。工場見学なんて言えば、僕の小学校時代に一番記憶に残っている行事でした。近くの製パン工場に出かけたのです。最後に出来たてホヤホヤのアンパンを口にしたとき、僕は初めてパンがおいしいと感じました。(僕はご飯党なのです。)


だから、もし憧れのチョコレート工場が見学できるとなったら、工場に招待された五人の子供たちと同様、とっても楽しみに出かけて行ったでしょう。ただ、五人のうち、工場に本当の「夢」を描いていたのは、おそらく主人公のCharlieだけかもしれません。彼は、極端なまでに貧しい家庭で、楽しい四人の「ジジババ」(祖父母)と人のいい両親に愛され、真っ直ぐに育てられました。しかし、他の四人は、金持ち嬢や道楽息子など問題児ばかりで、非常に対照的でした。

さて、Wonka(チョコレート工場)は、世界的なくじ(Worldwide contest)を仕掛けて、五人の幸運な子供たち(five lucky children)を選ぶというキャンペーンを展開します。世の中は、大騒ぎです。



工場の中は極めてハイテク。そこに、Wonkaは、チョコレート作りの名人である現地人たちを連れてきて働かせているという、何とも、想像を絶する物語。それをTim Burton監督が、さらに「吹っ飛んだ」、見事な映像に仕立て上げました。


いやあ、これを見た瞬間、僕は、工場見学をビジネスにできると本気で確信しました。実は、本論も楽しかったのですが、一番惹かれたのは、冒頭のCG。チョコレートが作られ、パッケージングされるまでの一連の過程です。僕は完全に前のめり状態になりました。


さて、この物語を滑稽にしているのが、その現地人“The Oompa-Loompas”。
みんな同じ顔。


○While travelling abroad in search of new candy flavors, Willy Wonka encountered a race of tiny people called Oompa-Loompas

(海外を旅し、捜し求めた新しい味。 Wonkaがそこで出会ったのは、小さな人種で、呼び名はOompa-Loompas。)




彼らの踊り交じりの働きぶりには、当のWonka自身も驚いていました。


○The movie has a decidedly darker, decidedly creepier tone than in the original movie.

(映画そのものはかなり暗い、不気味な印象を受けたという意見もあります。)


これは同映画が、1971年にも映画化されたことがあり、どうしても比較されてしまうんでしょうね。僕個人としては、友人のひと言が思い出されました。
「子供って、本来残酷で、無情で、自分勝手だからね。大人になるにしたがって、だんだん人間らしくなるんだ。」と。

ややシニカルすぎる表現ではありますが、それを裏付けるような映画と言えなくもないですね。そのだだっこぶりは、他の四人と並んで、Wonka自身にもあてはまるのですから。



○The problem is not simply that Willy Wonka looks like Michael Jackson; it's that in a creepy way we're not sure of his motives.

(Wonkaがマイケルジャクソンのようだと指摘する評論家もいますが、より不可解なのは、その彼の動機。)





チョコレート工場をやったり、子供たちを驚かせたり、一体、彼の目的は何だったのでしょう。工場の秘密より、そっちの秘密のほうが知りたくなった映画でもあります。





《映画を案内してくれるブログ記事です。》
http://blog.livedoor.jp/ykyama_g3/archives/50066416.html
http://plaza.rakuten.co.jp/moondreamworks/diary/200508200000/
http://yaplog.jp/kazupon/archive/232
http://mebius.blog2.fc2.com/blog-entry-83.html




Posted by cancheer 06:36 AM | 固定リンク
この記事のトラックバックURL:http://kupppy.s57.xrea.com/x/mtsys/mt-tb.cgi/261
TRACK BACK
「 チャーリーとチョコレート工場 」
 監督 : ティム・バートン主演 : ジョニー・デップ /  フレディ・ハイモア / 原作 :ロアルド・ダール「CharlieandtheChocolateFactory」公式HP:http://charlie-chocolate.warnerbros.jp/  「謎に包まれた秘密のチョコレート工場を見学できるゴールデン・...
「MoonDreamWorks」のサイトから
Posted at 2005.10.11 10:35
「 チョコの香りで2度目のチャーリー鑑賞 」
 監督 : ティム・バートン主演 : ジョニー・デップ /  フレディ・ハイモア / 原作 :ロアルド・ダール「CharlieandtheChocolateFactory」公式HP:http://charlie-chocolate.warnerbros.jp/ 「チャーリーとチョコレート工場」一度目の感想はこちらです チョ...
「MoonDreamWorks」のサイトから
Posted at 2005.10.11 10:36
チャーリーとチョコレート工場
ワクワクする幕開けから,ほろっとくる最後まで楽しさ全開!
「Akira's VOICE」のサイトから
Posted at 2005.10.11 10:38
チャーリーとチョコレート工場
ワクワクする幕開けから,ほろっとくる最後まで楽しさ全開!
「Akira's VOICE」のサイトから
Posted at 2005.10.11 11:29
チャーリーとチョコレート工場(評価:◎)
【監督】ティム・バートン 【出演】ジョニー・デップ/フレディー・ハイモア/デイビット・ケリー/ヘレナ・ボナム=カーター/ノア・
「シネマをぶった斬りっ!!」のサイトから
Posted at 2005.10.11 18:21
チャーリーとチョコレート工場
映画が始まるとチョコ製造過程のバックに流れてくるのは ファンにはすぐそれと判る特徴のあるアレンジの音楽! ティム・バートン監督作品でダニー・エルフマンが音楽をつけるのは これが何度目なんでしょうか。彼の作品にはやっぱりエルフマンの 音楽が無いと物足...
「It's a Wonderful Life」のサイトから
Posted at 2005.10.11 20:30
一人ジョニデ祭り
「チャリチョコ」を見て以来、何だか気になっていたジョニデ。 ここの所ちょこちょこと彼の作品を収集し、チラチラと見てきました。 まずは前から見たいと思っていた「ネバーランド」 意外なことにケイト・ウィンスレット(未亡人シルヴィア役)がヨカッタ。「タイ...
「Chic & Sweet * びいず・びい」のサイトから
Posted at 2005.10.13 09:50
チャーリーとチョコレート工場
『チャーリーとチョコレート工場』 2005年アメリカ(115分) 監督:ティム・バートン 出演:ジョニー・デップ    フレディ・ハイモア    デヴィッド・ケリー    ヘレナ・ボナム=カーター    ノア・テイラー ★ストーリー★ 家...
「WILD ROAD」のサイトから
Posted at 2006.02.14 20:52
『チャーリーとチョコレート工場』
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/M
「みみの部屋」のサイトから
Posted at 2006.04.20 19:54
-
YAKM_Tekodeko_SF_234.jpg
YAKM_Tekodeko_SF_377.jpg
YAKM_Tekodeko_SF_197.jpg
YAKM_Tekodeko_SF_269.jpg
YAKM_Tekodeko_SF_579.jpg
YAKM_Tekodeko_SF_770.jpg
YAKM_Tekodeko_SF_208.jpg
YAKM_Tekodeko_SF_614.jpg
YAKM_Tekodeko_Chinatown092.jpg
YAKM_Tekodeko_ikebukuro.jpg
YAKM_Tekodeko_SF182.jpg
-
このページの先頭へ戻る HOME