ちょいびきの編集責任者カンチル（愛称）です。きっとこの記事には、『世界、ちょいびき！』から来てくださった方もいらっしゃるでしょう。ようやく、直接的な相互リンクを張りました。今後ともよろしくお願いします。

この『夜明け前』というサイトは、編集責任者である、僕の楽屋みたいなものです。

さて、『世界、ちょいびき！』を立ち上げた理由は、“ホンモノの英語で、世界を学ぼう”という目標を実現させたかったからです。

日本は実はいま、空前の英語ブームです。TOEICのスコアが就職活動の必須要件になったり、英会話をしなきゃと思い込んでいる人がとてもたくさんいらっしゃいます。ところが、僕自身はずっと疑問に思っていることがありました。

なぜ、こんな英語の学び方をするのだろう。

次々と出版される似たりよったりの英語本や、大容量コンテンツになっていく新商品を見て、ますます不思議な気持ちになりました。これだけ多くのお金が英語のために使われているのに、なぜこんなに「日本人の英語」はお粗末なんだろう、と。それは、僕がお付き合いしている中国や韓国、インドネシアの友人、あるいは英米、ドイツ、ロシアの方ともお話をして確信しました。

大切なことを間違えている。それは、英語を学ぶための順番です。

目的地を決めて駐車場に行き、シートベルトをしめてキーを回す。正しい手順がなければ学ぶためのエンジンはかかりません。《動機→目的→準備→始動》、そしてさらには、何からどう学んでいくかという点まで含まれます。もちろん、人によってやり方は様々ですが、エンジンを空回りさせたまま、英語を嫌いになっていく人が多いというもう一面の事実を知ると、本当に悔しい思いでいっぱいです。

僕は決して、日本人の英語力を嘆いているわけではありません。

手始めに『世界、ちょいびき！』では、タイムさんの了解をもらってガイダンス記事を連載しています。予備知識を得た上で、ホンモノのタイム誌を読んでくださいとご提案しているのです。もちろん、タイム誌に限りませんが、世界のことや世界の見方を、タイム誌を通して知っておくのは非常に参考になります。何と言っても、世界最大の英字雑誌ですから。

その他、様々なコンテンツ開発に挑戦しています。外部の方のお力も借りしています。ちょいびきで始まる小さな試みが、少しずつ他の方々の支持を得られるようになればと考えています。