ひそかに期待していた政治家が、ついに表舞台に登場です。民主党・新代表の前原くんです。これで、イギリスのブレア労働党が復活してきたような状況になるでしょうか。

民主党は、小泉くんとの戦いに惨敗し、もはや再起不能とまで言われるあり様です。
ただ、僕個人としては、次の選挙は間違いなく民主党が再躍進します。なぜなら、現在の選挙制度では、自民党はもはやリミットに近いところまで勝ち、民主党は下限いっぱいまで敗れてしまいました。むしろ、これ以上負けることのほうが難しいのです。

このニュースに反応したのは、「夜明け」間近だった民主党が、もっとも寒くて暗いどん底状況に陥ったからです。僕にも、他の人にも、挑戦者には誰にでもありえることです。

今回の選挙でひとつ注目しておいてください。細川政権の政治改革の中で導入された小選挙区制度についてです。今回の極端な選挙結果（小泉大勝）を受けて、選挙制度の見直しを叫ぶ人もいますが、民意をはっきりと結果に表わし、責任をもった政権を発足させる。これが、勝ち負けをはっきりさせる小選挙区制度の意義です。

小泉くんが政治的主導権を握れる状況になった今日、もはや彼は、政治結果に対して何の言い訳もできません。民間のルールで言えば、十分な権限を与えられた限り、その責任はすべておのれに帰するのは当然のことです。僕は、小泉くんの大勝を祝福するとともに、厳しい目で彼の結果を見たいと思います。

もちろん、リベンジを果たす民主党にもがんばってもらいたいと思います。
民主党の惨敗、解党的出直し、そして小泉くんへの言い訳なき構造改革。

やっぱり、民意はすごいですね。いい〜じゃないか！