cancheerの考え方
タイトル

クイックショナリー Quicktionary

日付

2005.09.15

イスラエル製の商品です。どこかでご覧になった人も多いでしょう。ちょっぴり不器用そうな商品ですが、その価値に気付いている人はほとんどいません。もともと、日本の五大電子辞書メーカーのうちの一社が日本で展開していたのです。


現在、ウィズコム社(イスラエル)の事業は、サポートから開発企画までを僕たちが担当してきました。ただこの一年、両者ともに思惑がはずれており、いくつかの案件が停滞したままです。


僕がこの商品と出会ったのは、ひとりのユーザーとしてごく偶然のものでした。しかし、この商品と格闘しているうちに、その価値(コンセプト)に気付き、日本ではそれが十分伝えられていないことに愕然としました。なぜなら、そのギャップは、日本人が英語に苦しむギャップとほぼ同じ意味をもつように感じたからです。
我ながら、ちょっと大げさな言い方でした・・・。(=^_^;=)



内容については、現在の連載(ちょいびき物語)の中で明らかにしてまいります。また、この商品の使い方ついては、すでに連載第七回にて説明をしていますので、よろしければご覧ください。

いずれにしても、この商品を通じて、次のことが断言できると思います。

○「読む」ことが“話す/聞く/書く”の基本であり、
            もっとも効率的な学習方法の一形態。

  ある教材制作会社でも、「その通りだ」と言われました。
  しかし、今は「売れないからそうは言わない」のだそうです。


○ホンモノを通じて、ひとつずつ学ぶことが大切であり、
            自分の興味に即した学習が一番いい。

  多読や流し読みをいくらしても、語彙力は増えません。
  それは慣れる段階であり、伸びる段階の前に必要なものです。


○時間を効率的にすることが、ツールの重要な役割であり、
            自分の目的に即した方法を選ぶ。

  語学学習は時間をかけるのがいいという主張もありますが、
  重要なことは、インプットの量とアウトプットの質なのです。


これらのこともひとつひとつ説明していきます。


「クイックショナリー」は非常にいい商品ですが、ある一面的なイメージで、新聞広告やテレビ広告に流されすぎました。少なからぬ人がその価値を十分に知ることなく見飽きてしまったのです。僕自身は『世界、ちょいびき!』を通じて英語の学び方を語ってみたいと考えていますが、それを確信する大きなきっかけはこの商品だったのです。



Posted by cancheer 09:59 PM | 固定リンク
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