cancheerの考え方
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いつもの言葉を英語に

日付

2005.09.19

『魔法の口ぐせ英語』、続編。CD付きの英語教材ですが、これは面白い。主人公の四人が織りなすありふれた日常会話を、そのまま英語にしています。日本流の「ボケ&ツッコミ」を英語で、海外で試してみるのもいいでしょう。


新コーナーの「英語を学ぼう」がお届けするのは、
お薦め学習方法や教材、その他ヒントになる情報などです。


僕は、ホンモノで英語を学ぼうと提案して、洋書や洋雑誌などを『世界、ちょいびき!』サイトでご紹介しています。しかし、それは難しいなんて言われることもしばしばです。

そこでさらに何か薦めてくれと言われれば、僕はまず、『魔法の口ぐせ英語』(勝木龍氏)というCD付きの英語学習本を挙げます。一冊まるごと、今の若い人たちの言葉遣いばかりです。


(就職活動に合格した後)
「決まれば、こっちのものだよ。」
It's already in the bag.

さあ、英語では何て言うでしょう。マウスポインターで“ ”の中をなぞってください。


面白いです。“in the bag”とは、「かばんの中に」と書いて、手に入れたとか達成したなどの意味があるんですね。何となく、語感は分かります。ちなみに、Everything is in the bag.とは、「全部、大丈夫だよ。」の意味です。他の表現も引用してみると、

(浮気がばれた彼氏の話を聞いて)「自業自得だわ。」
He deserved that.

「人それぞれだからね」
I guess it's different with each person.

(あきれて)「あいかわらずマイペースだな。」
You always do things your way.



日常の会話は、ひと言が大変短いものです。しかも、そのやりとりは何回も続くわけで、わずかひと言二言の会話集なんてありえないでしょう。この本は、若い人たちにありえるシーンを念頭に、ストーリーが組み込まれており、しかも最大の特徴は、そのストーリーが続いていることです。各登場人物が結婚したり、子供を生んだり、そして続編では、ひとりが夢をもって渡米したり、さらに若い新人類世代が入社してきたりして呆気にとられたり。



CDには、英語とともに日本語も含まれていますから、音声を聞くだけでも役に立ちます。何よりこの本は、英語の各表現に感情移入させてしまう、という利点があります。


本の題に「魔法」とあるのが誤解を招きますが、決して誇大広告ではなく、非常に利にかなった編集がなされているのです。



Posted by cancheer 10:17 PM | 固定リンク
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