cancheerの考え方
タイトル

Kinki kidsに対抗したカンチル

日付

2005.10.29

「カンチル」という愛称を使っている方にお尋ねしました。すると、インドネシアの小鹿だと言うではありませんか。「イタズラっ子」なんていう意味もあるようです。ちょっと古いですが、『へぇー!』の百連発。なぜなら、僕が自分の愛称に使っている「カンチル」とまったく意味が違ったからです。(=^_^;=)


新コーナーの「世界の空から」がお届けするのは、
世界の国々、サイトなどの情報です。
英語学習にもお役立てください。



世界的にも、カンチルという言葉の由来は「小鹿」。僕は、そんなことすらまったく知りませんでした。そして、僕のカンチルという愛称は、実は、あの「Kinki Kids」から来ていたのです。ただ、このカンチルという言葉、調べてみると、この「世界の空」のコーナーに相応しい奥深さをもっていました。


その小鹿は「マメジカ」と言うんだそうです。小型の反芻動物。「反芻」(rumination)とは、口でくちゃくちゃとかんだものを一度呑み込み、再び、胃から口に戻してくるというやり方で食物を消化していきます。うちのおジイちゃんも得意でした。


→digests its food in two steps 
消化にふたつのステップ

→chew a cud consisting of regurgitated, partially digested food 
かむ、吐き戻した食べ物を、部分的には消化されている

   ○cud:胃から戻した食べ物
   ○regurgitate:吐き戻す

→such as cattle, sheep, goats, deer, and giraffes 
この仲間としては牛、羊、やぎ、鹿、きりんなど



本当に小さくて、ネズミシカ(chevrotain, also known as mouse deer)としても知られているそうです。下記にご紹介したブログにもかわいい写真が掲載されていますので、ご覧ください。


余興ですが、ぜひ、“3rd eye”というTAN JIN HOさんのサイトをご覧ください。

3rd eye is a showcase of artwork, mainly 3d that I would like to share with everyone.

3rd eyeとは、作品のアトリエ。主に3D作品で、みなさんに見てもらいたいと思うものです。


作品群の中で、賞を受けた記録の中にマメジカをモチーフにしたメカニカルマメジカの作品があります。アイデアですね。この絵がなぜ、マメジカと車とを一緒にくっつけたようなデザインなのか。勝手な解釈ですが、マメジカの愛称である「カンチル」の名をつけた車が実在するからです。



車・・・、そう車と言えば、「カンチル」(Kancil)を製造するプロドゥア(Perodua)社は、マレーシア第二の自動車メーカーです。ダイハツの軽自動車「ミラ」をベースにした車です。トヨタグループが乗り込み、政府もバックアップするという、将来有望な企業です。ちなみに、トップを走るプロトン(Proton)社は昔、マレーシアの国民車構想をリードしてきた企業で、日本からは東南アジアに強い三菱自動車が資本を入れていました。




また、お隣の国、インドネシアでも「カンチル」車の話題。なんと、こちらも政府の強力な後押し(Indonesian Kancil Minicar Promoted by Government)があるそうです。


The Indonesian made "Kancil" pictured here was designed to overtake the Indian-designed three-wheeled "bajajs"

インドネシアはカンチル(ここに写真の掲載されている)で計画している、追い越すことを、インドの三輪車「バジャイ」を



ちなみに「バジャイ」(Bajaj)とは、インド製三輪車で、さん二号館・インドネシアの解説が秀逸です。また、「 オート三輪で行こう! BAJAJ の部屋 」にも、さらに詳細な情報があります。タクシーなんですね。現地でもファンが多いと聞きます。果たして、このBajajは、Kancilに置き換えられてしまうのでしょか。理由は、現役車が大変古いモデルのため、排ガスのひどさによる環境問題があると伝えられています。

ただ、インドネシアの「カンチル」は、マレーシアの国民車とはまったく関係ない会社のようです。両国では、「カンチル」という愛称が親しまれているということですね。



さて、そんな「カンチル」の、僕の由来。実は、関西出身の僕と親友による、《弾けないギターと受けないギャグで「超」真面目という》ふたりのユニット名が始まりでした。なぜ、こんな名前?実は、インドネシアのマメジカではなく、ジャニーズの大物「Kinki kids」を意識していたのです。彼らとはまったく対照的な、関西チルドレン。その略称がカンチルというわけ。


近畿キッズ関西チルドレン
ギターを習って弾くギターを練習しても弾けない
面白いトークしつこいだけのトーク
軽いノリで司会もできる真面目で熱い論客




世の中での実績は、友人の結婚式の司会のみ。いやいや、恥ずかしかった(笑)。先輩が作ってくれた曲もあります。この『夜明け前』のトップでサビが繰り返し流れていますし、こちらでは歌詞と曲を聴くことができます。


関西チルドレンでは、あまりにかっこ悪いので、僕たちの前向きな性格を表現した“We can cheer you up!”(僕らがついてるよ!)の略称として、“CancheeR”(カンチル)になったのです。




以上、長々と失礼しました。(*^-'*)>




インドネシア乗り物館とも言えるサイトは、《通天閣》さん。大阪の出身の僕はここでもにやり。ただ、必見なのは、Kancilを含め、豊富な車の写真をきれいな画像でたくさん見せてくれています。うわー。まるで、現地に行ったみたいな感動。



▼以下、「カンチル」の語源を教えてくれた参考サイトです。勉強になりました!
カンチルぴょこぴょこ日記(名称がカンチル様です、うれしい)
「カンチル」車が100台運行。(インドネシアの気になるニュース)
「全長280cm、車幅140cm、排気量400ccの国産技術車」(現代インドネシア事情)
Kancil車の乗り換えは運転手が反発?(インドネシアの新聞ネタ)
やっとカンチルの写真を撮れた(通天閣さんのブログ版)
「カンチルってどこにいるんだろ?って思ってたら、」(写真は拡大できます)
「夜の森」にいるジャワマメジカ(カンチルの名の起源になった動物)
見た目は鹿なのだが、異様な小ささ(かわいい写真です)
森の妖精ジャワマメジカの決定的瞬間(貴重な撮影(=^_^;=) )
マメジカとワニ(インドネシアの民話だそうです)



Posted by cancheer 05:48 PM | 固定リンク
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