cancheerの考え方
タイトル

浮気も、真実もバラエティそしてリアリティ

日付

2005.11.04

リアリティTVって聞いたことありますか。今年、日本法人も設立。ケーブルテレビやスカイパーフェクTVなどで見ることができます。最近、アメリカでは大はやりのバラエティ手法の名称でもあり、かつての「電波少年」のような番組を思い出します。しかし、そこに巻き込まれるのは、一般市民なのです・・・


「本物の英語」がお届けするのは、
映画・雑誌・洋書等のガイダンスです。


人のつまらない相談事が擬似裁判によって裁かれたり、浮気現場をのぞいたりして、リアルな人々の、リアルな英語を学びましょう。今日はそのご提案です(笑)。




「リアリティとは」、まず、日本版によると。。。

「監督も台本もない、現実に起きている出来事をそのままカメラに収め、お届けするという新しいジャンルで、日本でも近年、欧米のリアリティ番組を紹介する地上波ゴールデンタイムの番組が人気を博し、深夜枠で放送された米国のリアリティ番組が話題を呼ぶなど、広まりを見せています。」


英語版を参考にすると、こんな感じです。


Reality TV is the only TV channel

リアリティTVは、唯一の番組だ

dedicated to showing reality programming 24 hours a day, 7 days a week.

注力しているのは、ありのままを示すこと、一日中、そして毎日。

Reality TV shows real people and true stories.

同TVが見せてくれるのは、実在の人々、真実の物語

There are no actors, no scripts and no stunts.

役者も、台本も、やらせもない

Mirroring life itself, Reality TV’s programming cuts across many genres

日常そのものを反映した番組がカバーしているのは多くの領域に渡っていて

including rescue and survival, crime, animals, natural disasters and human interest.

救出劇、サバイバル、犯罪捜査、動物、自然災害、身近な話題などなど


リアル感を出すためか、番組はすべて現地の言葉(英語)に字幕。もちろん、舞台を用意して、ゲストを招き、ショー化している番組もありますが、中には、極秘調査を敢行し、不正義の現場を暴くなどと言うものもあります。


前者では、たとえば、「判決セニョール〜判事アキムの過激な裁判」


日本版の案内は、

「人々が共に生きてゆく上で、必ず付きまとうのが日常生活でのトラブル。当事者の双方には相応の言い分があり、事態の解決のメドはたたず....。そんな時に、極めて公正に事を収める為に登場するのが我らがアキム裁判官なのです!彼の判決は少しばかり過激です。彼は金銭による問題解決を決して良しとせず、もっと効果的でインパクトのある判決を下します。」


この間、見たものは、被告が、怠け者の亭主。無職でフラフラ。見た感じも、のらりくらりと言い訳ばかり。かたや、原告には、妻。訴えた内容は、妻が働いて貯めたお金を、亭主が勝手に下ろして使い込んだのだとか。ウチワで解決しろよ〜と言ってはいけません。そのお金は、妻が、自分の「巨乳」を重力から持ち上げるために使いたかったのだそうな。他方、亭主は、そんな無駄遣いをさせまいと、妻の稼いだ預金で、50インチのテレビを買ったのだ。

我らが過激な判事の決断は、簡単なウソ発見器を持ち出し、事実関係を整理しました。そして・・・下した判決は、チェーンソーでそのテレビを真っ二つ。ハハハ・・、なんでや!でも判決なのです。泣き喚く夫の前で、ニコニコ顔の妻はテレビを一刀両断してしまいました。

どうせなら、そのテレビを売っていくらかでも戻したほうがいいのにと思うのは、僕だけ?

英語版での番組案内を見ておきましょう。タイトルは“EYE FOR AN EYE ”(目には目を)



"In the court system justice is not always just.

裁判制度で、正義はいつも正しいわけではない

That's why they bring their disputes here - real people real problems, revenge!

だから、人々がトラブルをもちこんでくるのはここ。実際の人々、実在の問題、復讐。

The show is created around the premise that victims want more than just money.

番組制作の前提には、被害者の望みが、お金以上のものであること。

They want the other person to feel the pain they went through.

彼らが被告に対し望むのは、こちらが味わった痛みを(同じように)感じさせること。

Each week, new cases are tried before Judge

毎週、新しい事件が審理される 判事の面前で、

"Extreme" Akim (Akim Anastopoulo), a highly experienced judge with a unique perspective.

(彼は)過激なアキム氏、とても周りをうならせるほどの判決には、独特な彼の考えが反映されている。



この判事、ホントに過激(笑)。でも素敵。訴えられ、罰せられるほうもどことなく喜んでいるような感じがして、少々ホッとします。

アメリカではこのような裁判をモチーフにしたバラエティ番組がとっても人気で、何種類かあったと思います。日本でも、市民が裁く側に回る裁判官制度の導入が予定されています。こうした番組で、裁判をもっともっと身近なものに感じられればいいですね。





ところが!!

もうひとつの番組はそうはいきません。ざまーみろと僕は思ってしまうのですが、極めて切実な内容(the most compelling elements)を含んでしまいます。


その番組の名は、「浮気者たちと浮気捜査官」。日本版の紹介です。

「リアリティTVの人気番組『チーターズ』!チーターズとは、浮気をする者たちのこと。愛する夫や妻、そして恋人。最近、様子がおかしくないですか?怪しいと思ったら連絡して下さい。浮気調査官がカメラを持ってパートナーを徹底的に追いかけます。そして、カメラは真実だけを捕らえます....。あなたのパートナーは大丈夫ですか?」



Suspicious individuals contact the Cheaters team of licensed private investigators

不審者が連絡するのは、「チーターズチーム」、(彼らは)免許をもつ私立探偵たち。

to verify the belief that their partner may be having an affair.

検証する 信念を パートナーが浮気をしているかもしれない

Cameras then record all the suspect's activities that occur in public and private.

カメラは記録する すべての被疑者の活動を それが現れる 建前と本音とで


カメラって、本物の監視カメラ(surveillance cameras)ですよ。そして悲しい報告がなされます、パートナー(配偶者 or 恋人)の浮気という(documenting the pain of the spouse or a lover caused by infidelity)。

たとえば、その事例をのぞくことも可能です。


  



Cheaters? exposes the lack of understanding and trust that can destroy a relationship.

番組(チーターズ)があばくのは、理解や信頼がなかった(という)事実、それが引き裂く ふたりの関係を

Dave is committed to his relationship, but has some concerns for Amanda.

DAVEは入れ込んでいた その恋に、しかし、心配もあった AMANDA(恋人)に。

She is usually at their apartment when he gets off work,

彼女はふだんアパートにいた、彼が仕事に出かけるとき

which leads him to believe that she may not have been to her job.

だから、彼も信じていた 彼女が働いていないのだと

This added to several other suspicions led Dave to confront Amanda about her lies.

これが膨らませた、いくつかの疑惑を DAVEがAMANDAのうそと向き合っていることに

She denied his accusations, and still continues to mislead Dave with deceit.

彼女は否定した 彼女の罪を そしてそのままDAVEをだまし続けた。

Much of the tension that comes from their relationship comes from the fact

ピント張り詰めたものが、きている 彼女との関係から、そして真実だった

that she is not working as much as she says she is.

彼女が働いていない 彼女が働いていると言ったとしても



そうなんです。こうやって、チーターズが真実に迫っていくんです。必ずそこには映像という証拠があります。時には、浮気のベッドシーンまで映像としておさまっていて、それがモザイク付きで流されたりするんです。超過激。

ともかく、その現場に、カメラマンの一群と番組のホスト、そして調査を依頼した被害者が踏み込んでいき、浮気のばれた相手は、暴れたり、泣き崩れたり、言い訳に終始したり。ものすご〜く、空気が張り詰めます。

これが、真実の力なのでしょうか。


そこでずっと使われている英語は、まさに、リアル。うわあ。真実のバラエティショーというより、この番組が訴えられないかと心配になるくらいのシーンもあります。ホンモノで英語を学ぶ、ちょっと、ホンモノすぎるかも(笑)。

さあ、見たくなっちゃいました。ともかく、まずはサイト(試聴可能な日本版)をのぞいてみてください。はまりすぎないように。



▼「リアリティTV」局以外に、そう呼ばれる番組が人気を集め、そう呼ばれる手法が話題になっています。以下、ご参考に。

「本気度100%の愛憎バトル」(ファンはいますね〜)
FOXでも、この番組をやっていたのですね(「GUY OR NOT?」)
「世界まる見え!テレビ特捜部」で見た見た(レスキュー911)
そもそも、リアリティのあるTVショーが人気を集めいていたのですね〜(Japanese Identityさん)
「結局ほとんど失敗に終わるところとかがなんとも言えない」(『恋愛ヘルパー(matchmaker)』)
ディスカバリーと並んではまってる?(僕も同じ。)
「日本はカワイイものだなあ〜」(「チーターズ VS 浮気捜査官」)
「男が浮気した場合は逃亡・・女が浮気した場合は逆切れか開き直り」(「チーターズ VS 浮気捜査官」)
「しょうもないチャンネル、リアリティTVばかり見てしまう」()
確かに、やらせとの境界線が気になるところ(「ドラマとリアリティTV」的手法との違い)
これもある意味、リアリティ。(バーガーを食べ続ける『スーパーサイズ・ミー』)





Posted by cancheer 12:06 PM | 固定リンク
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駄文
今日は、うがぁぁぁ??って日 何がかって? どうも娘に対して余裕が無いっす 夫は居ないし、娘は昼間幼稚園だったのに どうも発散が上手く行きませんでした^^; やっぱり、ここは一つ飲み会にでも行かないと かなり溜まっていると見られる 予定の連絡入れとか...
「脱・され妻日記 【私の夫はエロ大魔神】」のサイトから
Posted at 2005.11.11 02:49
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