RECENT ENTRY
水時計−時を刻む水の滴
ポセイドン見て、おぼれ死にかける またハリケーンがやってきますよ プロ野球から草野球までデータ野球 忘れモノをめぐる日本の均衡点 遺産を守るのが進化のバロメーター 今年買った本のお薦め(更新) サルでも分かるダビンチコードの面白さ 緑の選択、復元・復興・再生 炭酸締出し、わざわざ政治がやること? ナイロビの蜂に見た思いあがり ロシアの「今」で民主主義を考える 世界の100人に選ばれた小泉首相の実績 地球を画面に感じる、プラネットアース 竹島問題にて、「売国土」は売国奴? 「V」が示す自由への自負と警鐘 北朝鮮の、遠かざる夜明け ベトナム経済の再起動、日本も協力 ダ・ヴィンチ・コードは事実から創作へ? 広告ビジネス新時代の競争に「看板」
May 2007
CATEGORY ARCHIVE
お知らせ(7)
本物の英語情報:Magazine; Books; Movies(73) 英語を学ぼう:Let's English(11) 世界の空(中国特集):World and China(14) いいじゃない:Don't worry(20) かわいい兄妹:Tecodeko(28) |
日経BPの《ビジネススタイル》に、「楽天イーグルス立ち上げ奮闘記」が掲載され、三木谷オーナーと島田社長のインタビューがありました。新球団として参入一年目。しかも新しい土地でのスタートは、本当に何もかもが大変だったでしょう。ただ、現場的な感覚からいくと、犯してはならないタブーに触れてしまったのだと思います。 まあ、「いいじゃないか」・・というコーナーは、 瞬間風速のニュースにコメントするものです。
1)不和がこれ以上、悪化する前に、解任を決断した。 話し合いで解決する道があるならいいのですが、田尾さんの現役時代からの言動も考えると、一度、対立してしまえばこじれる一方だと思われます。 2)「強さ」を第一義として方針変更した。 3)甘えを断つため、現場の最高責任者に大ナタをふるった。
ポイントはこの三点の裏返しですが、▼野村新監督との協議方法を確立させること、▼現場が納得する「強さ」のための補強をすること、▼選手全員への機会を増やした上で徹底的な実力主義を貫くこと。
“「いろいろな人にいろいろな話を聞いて、本当に分からなくなってしまった」と(三木谷オーナーは)おっしゃっていた”
(以上、日経ビジネス・敗軍の将、兵を語る、より)三木谷さんのこの発言はおかしい。現場がおそらく状況を報告し、提案や要望を出しているはずなのに、何の責任もない人の言に左右されて現場にこのようなことをもらすのは、最悪です。僕の身近でも、現場が社長に一生懸命提案していた事例があります。ところが、社長がその提案事項を決断したのは、友人にそうしてしまえと言われたからだそうです。トップが現場を信用していないと思われても仕方がありません。
現場や、プロ意識の強い人が一番嫌うのは、いわゆる「サラリーマン根性」です。みずからはできる限り、「決めない、変えない、やらない」人。組織の中で、社長であったり、代表であっても、これが見事にあてはまる人たちがいます。まだ、偉大なイエスマンのほうがマシだと、現場からはバカにされるでしょう。そう思われないためには、現場が逆に心配になるくらい、オーナーへの代弁役を買ってくれなければ意味がありません。
コーチ陣は、田尾監督が選び、田尾監督を信じてついてきたはずです。田尾監督が、彼らに厳しくあたると同時に、彼らの立場を守ります。だからこそ、現場が一体になれるのです。それを分断させるかのように、シーズン途中で、球団側が現場に亀裂を生む、あるいは田尾監督への求心力が下がるような行為をするのは、最低です。闘っているのは現場なんです。会議室ではありません。 推測を前提にしているのに、やや過激な表現を使ってしまいましたが、経営における、僕のような素人でも分かるタブーを、彼らは犯してしまいました。そして現場がモラールを低下させたまま、お客様の前で日々試合をやらざるを得なかったんです。まさに、モラールハザードです。
「彼が決めたことは、会社の意思だ。彼に従ってほしい。」
#「オーナーはケチで有名・・まさに球団運営に・・純朴な東北人を騙して」(厳しい)
Posted by cancheer 12:38 AM | 固定リンク
この記事のトラックバックURL:http://kupppy.s57.xrea.com/x/mtsys/mt-tb.cgi/301 TRACK BACK
楽天が犯したタブー(監督解任劇)
夜明け前で、『楽天が犯したタブー(監督解任劇)』をアップ。ただ、せっかくアップし 「I can cheer you up!!」のサイトから Posted at 2005.12.09 06:41 |
|