cancheerの考え方
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ベトナム・ハノイのぞき見

日付

2006.03.30

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ベトナムと聞くと、僕の周りでは多くの人が、「戦争」の国というイメージを挙げました。若い女性の間では「雑貨」で人気を集めつつあります。それにしても、あんまり正しい情報が伝わってこない国のひとつ。それがベトナムです。開放政策に転換してから20年。着実な経済成長は、この国でもずっと続いています。

 

「世界の空」カテゴリーでは、米国を除く世界をご案内。
メインは「新旧」と「資共」が奇妙に同居する中国です。

ベトナムの話題は、最新のものも更新しました。何と、たまたま僕が訪れたハノイは、経済的な離陸が本格化した注目の地なのだそうです。タイム誌の報道でした。(→2006年4月30日に続く【GO】


ブログの更新が久々になってしまいました。今回は、上海・蘇州に続き、ベトナムのハノイを一週間ほど訪問しました。調査旅行だったので、なかなか自由な時間はとれませんでしたが、久しぶりの東南アジア、そして初のベトナムでした。成田からの直行便は深夜の到着でしたので、市街を歩いたのは翌朝です。噂に聞いていた以上に、バイクだらけ。中国とは異なり自転車の数はわずか。また、歩行者がほとんどいないのも不思議でした。





服装や髪型を除けば、ベトナムの人々は日本人と見間違うほど似ているように思えます。鼻の形に若干の特徴を感じましたが、僕のような素人ではなかなか見分けるのも大変です。


ハノイ、ベトナムの最大の魅力は、治安の良さ。それは、現地で働いている日本人に聞いても同様の回答でした。たとえば、人相の悪い人がウヨウヨいるとか、こちらを物欲しげな眼で眺めているという感じはまったくしません。時々声をかけてくるバイクタクシーの運転手も、それ以上のしつこさはありません。街路での喧嘩や口論などもまったく見ることがありませんでしたし、逆に、男性同士が手をつないで歩いているくらい平和な空気に満ちています。もちろん犯罪はありますが、他の国を歩いているときほどの警戒心を抱くことは、この一週間でほとんどありませんでした。



ハノイの市内は湖が多く、市内の位置を知るときの目安にしていました。中でも、この写真の「ホアンキエム湖」は、街の中心部に隣接し、バイク音の喧騒からわずかに静かな空間を提供してくれます。いやあ、とにかく、市内は地鳴りのようなバイク音とクラクションで気が狂いそうになりますから、こういう湖で休息できるのは、願ってもないことなんです。ちなみに、僕がここでボーッとしていると、同じ英語を繰り返すオバチャンに、地図を売りつけられました。


この湖を中心にして、北には旧市街。もっともハノイを楽しめるところです。今回は残念ながら、行く時間がありませんでした。また、この湖から西のほうにフラフラと歩くと、大教会があり、その傍にシャレたお店などが集まっていました。



ベトナムでは、市街地でもなかなか英語は通じません。まさに日本と同じです。そこで、あらゆる点で頼りになるのはホテルです。滞在中、何かとお世話になったのが、南のほうにある唯一の日系ホテル「日航ハノイ」と、西に位置する韓国資本のホテル「デウーハノイ」です。ともに五つ星で、泊まるにはやや贅沢ですが、日本との連絡や両替、ミーティング、トイレ、その他、荷物を預けたり、助言を求めたり、あるいは朝食のビュッフェだけ利用させてもらったりと、かなりお世話になりました。予算に余裕がある仕事でしたら、ぜひ、泊まってみたいですね(笑)。





上の写真がホテル日航、下がホテルデウーとビジネスセンター。

やや蒸し暑いのはさすがベトナム。ハノイでは、僕が訪問していた時期が、短い春なのだそうです。ベトナム最大の都市、ず〜っと南にあるホーチミンシティ(旧サイゴン)まで行くと、もう四季の区別はなくなってくるとのこと。



それにしてもハノイには高層ビルがほとんどありません。先ほどのデウーホテルの隣にあるビジネスセンターの16階から撮影した風景がこの写真です。ハノイは緑の多い街として知られています。首都としての千年の歴史からベトナムの古都として、市内にはいくつかの遺跡も残されています。ただ、僕が読んだガイドブック(日経BP出版、ヴェトナム―魅惑の「インドシナの宝石」)によると、ベトナムでは、王朝の交代などを経て、それ以前の遺跡は跡形もなくなってしまうことが多いそうです。過去を引き継がない、あるいは破壊することにそれほど抵抗がないお国柄なのでしょうか。



実は、今回、市街をのんびりできた時間はほとんどなく、半分は農村部にいました。この時期は水田が青々としていて、とても美しいです。その中にポツンと、かさをかぶった農夫が稲の世話をしていました。農機の類は一切見られず、水牛があぜ道を歩いているのに出くわします。ベトナムのコメは輸出商品の重要な一角を担っていますが、こうした地元の人々の丹念な手作りに支えられているのです。


ベトナムに来て驚いたのは、バイクの普及率と携帯電話。特に携帯は街中でもよく見かけます。また、僕が一緒にお仕事をした役人の方は、携帯電話を頻繁に使っていました。ADSLも、急速に普及し始めているようで、市街には、ネットカフェをよく見かけました。


今回は、ホテルでの食事が主で、あんまり楽しい「食」の写真がないのですが、お魚の鍋をごちそうになりました。とても食べきれないほどの量を出されるのは、アジアに共通した現象でしょうか。中華に似つつも、やっぱりベトナム料理です。それにしても、僕の写真は、おいしそうに見えませんね〜??



今回の記事は、散漫な報告になっちゃいました。すいません。ベトナムに関しては、意外とネット情報も多いので、ぜひ、楽しんでみてください。ブログのいくつかを下記で紹介しておきます。



◆ 上田義朗さんのブログです。
 “ベトナム「流通革命」の担い手”レポート、今はハノイ訪問中とか

帰国後のハノイ報告が楽しみですね。ベトナムって、日本人とのビジネス機会も非常に増えているようです。トヨタ、キャノンなど、最近の大型投資案件でも明らかなように、いよいよ中国からのシフトが始まりつつあります。その有力な候補地と言えば、治安の安定と、国民の気質などを考え、ベトナムがその筆頭に挙がることは言うまでもありません。



◆ ベトナム情報局さん
 “住民登録がないベトナム、出生届がすべての社会的な書類の基本”

出発する前、参考にしたサイトです。他に、ベトナム案内カフェサイゴンも運営されています。とても親近感のもてる丁寧な作りのサイトです。



◆ shibashiba Co., Ltd.、しばちゃんのブログだそうです
 “ベトナム紀行・・(写真ブログとして連載中)”

ホーチミン、メコン川など南部をご訪問されているようです。現地に行ったような気分にさせてくれるのは、写真のよさだけではなく、テーマ設定のうまさにもあります。こんな風に書いてみたいですね。☆

◆ 写真旅行記と言えば、「デジカメつれづれ日記」さんも。
 “ベトナム・カンボジア旅行(写真ブログで連載)”



◆ 週刊ベトナム・ニュース
 “毎週土曜日、その週に起きたベトナムのニュースを抜粋し・・”

タメになります。ベトナムは社会主義の国ですが、それほど激しいタブーはないように感じます。もちろん、共産党批判には一定のルールがあるのだと思いますが・・。


以上、ぜひ、ゆっくり堪能してみたい国、ベトナムでした。


 

Posted by cancheer 04:29 AM | 固定リンク
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「shibashiba Co., Ltd.」のサイトから
Posted at 2006.03.30 21:05
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