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May 2007
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お知らせ(7)
本物の英語情報:Magazine; Books; Movies(73) 英語を学ぼう:Let's English(11) 世界の空(中国特集):World and China(14) いいじゃない:Don't worry(20) かわいい兄妹:Tecodeko(28) |
タイム誌のこの記事に、ちょっと驚かされました。中国の将来のビジネスリーダーを育てようと始まった人気のプログラム。上海の金融街のど真ん中で開催されています。こちらの学生さんが、授業の厳しさに、泣き叫んだり、ママを探し回ったりするのだそうです。なにせ、彼らは3〜6歳のお子さんたちだからです。
Asia's Overscheduled Kids
同記事は冒頭にて、経済成長著しい中国の事例を挙げていますが、教育によって誰にでもチャンスが与えられうる競争社会になっている点、同国の一人っ子政策で親の期待が過度に顕れている点、さらに儒教社会に伝統がこうした状況を正当化している点などなど。子供の負担が限りなく大きくなる仕組みに陥ってしまっています。実はこうした事態が、中国だけの問題ではなく、アジア全般に広がっているのです。そこでは、日本のかつての高度成長期のように、変化を疑わない、進化に惑わない、それこそが親のあるべき姿という価値観が、親戚中や隣近所にも定着しつつあります。
Whole villages and towns are making the transition from poverty to wealth in less than a generation―not just in China, but in India, Thailand, Vietnam and elsewhere. The neighbors who used to rear chickens and grow vegetables are now working in call centers or queuing at the local bank for the latest IPO. In these epoch-shifting times of fantastical wealth, the thinking goes, only a fool gets left behind―and only the most insouciant parent neglects to send the kids to cram school.
ベトナムの学校の下校時の様子。出迎える親たち。アジアの風景は酷似。 Japanese Ministry of Education has, in recent years, implemented measures in public schools to take emphasis away from rote learning. In a country once notorious for the burdens placed on its young, schools are now required to adhere to a policy of yutori kyoiku (relaxed education). ・・"The ministry re-evaluates its policies every 10 years or so, and the most recent changes stressed the need to give children the ability to learn independently, rather than just stuffing them with information,・・The emphasis is on creating a well-rounded individual with a healthy mind and body."
日本、「学力格差」埋めるために定年退職した教員を活用
アジア各国との競争、「ゆとり教育」の弊害、経済格差の悪影響などが重なり合い、日本は再び、もと来た道へと舵を戻し始めたような気がします。教育改革には、かなり関心をもっている僕も、今、複雑な気持ちです。何か、詰め込みを奨励するようなテストを作り、そこでいい成績を残せるような子供たちを育てようとする。ずっとこんなやり方でした。僕らの世代はもっとも偏差値教育が厳しかった世代です。
昔から僕は、「詰め込み」が苦手でした。特に、意味も分からないまま押し付けられるのが大嫌いだったのです。今でも笑えるのは、数学の教科書で公式の証明などが書いてあると、授業中、いつもそれと格闘していたことです。証明を覆してやろうと思ったのですね。もちろん、出来た試しはありませんが・・(笑)。それでも成績はいつも上位。理由は単に勉強が好きだったからです。学校の先生の授業がつまらないから、百科事典とか歴史漫画を読み漁ったり、自分で適当に参考書を立ち読みしながら、好奇心と自主学習で乗り切ってきました。こんな僕は、「ゆとり教育」に賛同してきました。なぜなら、親や子供たちに「ゆとり」を提供し、勉強は自分でするもの、好きなことを伸び伸びと楽しくやれることだと理解してほしかったからです。そんな社会への第一歩だと考えたからです。詰め込みになんて回帰している暇があったら、社会人として、ルールの意義と思いやり、倫理観などについて考えさせる時間を設けてもらいたいものです。
◆ 親ばか日記-高校受験編
“詰め込みからゆとりになったのにまた詰め込みに戻ろうとしているのは何とも笑止な気もする。”。ね、そうですね。 ◆ 非絶対者のちょっとした主張 “ 何のための義務教育?”。僕との意見は異なりますが、こちらの論調も意味が深いので、ご紹介しておきます。 ◆ ノート megadrive.exblog.jp “学校の週休2日制をやめるべきの意見が載ってた。”。・・僕は個人的に週休三日制を提案したいのですが、過激すぎますかね?。
Posted by cancheer 02:58 AM | 固定リンク
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うわ!エキサイトプリンだ!!
「うわ!エキサイトプリンだ!!」のサイトから Posted at 2006.04.19 03:05
アジア点描―過密カリキュラムの中の子供達
アジアの子供達は過密カリキュラムに喘いでいる?3月27日号のタイム誌は「過密スケジュールに渦中にあるアジアの子供達」("ASIA'S OVERSCHEDULED KIDS")と題して、最近のアジア各国での教育熱を分析している。一体、アジアではなぜそんなに子供達の教育に熱心なのだろうか... 「博多っ子の元気通信」のサイトから Posted at 2006.04.21 05:48 luckymentai さん。おはようございます。成績の高低って、気にし始めたら、今日の子供たちのように塾漬けになっちゃうんだと思います。いい会社・仕事に就くまでが目標になっているからでしょう。 僕は小学校から大学まで自分で「ゆとり教育」を実践してました。そのためか、入学時点の成績は高く、次第に低空飛行、受験の年に急回復の繰り返しでした(笑)。でもゆとりがあったほうが人間成長しますよね。 Posted by: luckymentai: April 21, 2006 05:54 AM |
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