cancheerの考え方
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あきらめない限り、英語はできる

日付

2005.11.06

あきらめちゃだめ。何をするにしても、この言葉には励まされます。英語も同じです。何度も何度も挫折してしまうのは、僕も同じですよ。挫折というか、つまんなく感じるんです。そうなると、僕の場合はダメ。いつもくだす結論は、つまんないと感じた自分に従おう、です。(#^.^#)


「英語を学ぼう」がお届けするのは、
お薦め学習方法や教材、などの情報です。


ただ、世の中には大勢の人が、色々な目的で英語を学んでおられます。仕事の必要から迫られて、あるいは留学を間近に控えて、さらには、死ぬ前に英語くらい話せるようになりたいという趣味のような方もいらっしゃるでしょう。

おそらく、こういう人は、英語力を伸ばすのにそれほど困らないかもしれません。なぜなら、理由が明確で、かつ必死で学ばざるを得ないからです。この方々は嫌々だとしても英語を続けます。

そうです。続けるから、英語力が伸びるんです。それだけの話。




実は、僕が先日、『世界、ちょいびき!』の取材でお会いした、本多義則さんは、まさにそのことを本にされた方です。

『伸ばしたい!英語力〜あきらめない限り必ず伸びる』
(本多義則 著/技術評論社)

すらっと背の高い彼は、なかなかのハンサム。本業は、大手電機メーカーでの研究開発にたずさわっておられます。第一印象での彼は、やや硬さのあった表情が神経質な感じに見えていましたが、それは真面目で誠実な人柄を示していただけで、お話をしているうちに、相当柔軟な方だと気付きました。


本多さんのユニークなところは、本まで書いて、たくさんの学習法やアイテムなどを網羅的に解説、しかも体系だってご説明されているのに、いまだに、「どんな(学習)方法がいいんですかね」と、ややため息交じりに口にされたことです。

( ̄△ ̄;)エッ・・?


現在、「これで大丈夫」などと様々な学習方法が提案されて書籍売場に並び、新しい商品・サービスが次々と市場をにぎわしています。しかし、本多さんにとってこういうことです。「どんな学習方法でも、続くか続かないかがもっとも大切。ところが、多くの人は続かないで困っている。」

なるほど。だから、これだけの人が、「英語ができない」と思い込んでしまっているんです。本当は、自分の目的や性格を考えつつ、自分に合った学習方法を探せばいいだけのことなのですが・・・。

また、途中でくじけそうになる自分との戦いにもなります。だから、負けてしまわないように、ちょっとした仕掛けを課すのです。それで、何度かの危機を乗り越えつつ、気付けば、英語を学んでないほうが落ち着かなくなるくらいになればいい。

本多さんは至ってクールにこう言われました。


「いかに、好きになれるという段階までもっていけるかだと思います。それぞれの方の目的が壮大である必要はありません。大したことない小さな目的だって、立派な目的なんです。」

目的意識の弱い人は、それこそ何度も、挫折する危機に遭遇します。だから、本多さんは色々な仕掛けを提唱し、毎日、英語を学ばざるを得ない状況を作り出すよう、促しています。


ちなみに、僕が、特集を組んだ『英語野郎』という創刊誌(2005年9月30日)が、技術評論社から出版されています。同誌では、本多さんが連載枠をもたれ、ユニークなイラスト(ひのみえ)も登場しますが、実はこの組み合わせ(技術評論社×本多義則×ひのみえ)は、本多さんの著書『伸ばしたい!英語力』で実現していたものなんですね。この出版社が満を持して挑んだ英語雑誌の、テストマーケティング的な役割も果たしていたのです。


本書の内容は、まず、以下のイメージをクリックしてご確認ください。読者の方のページと称して、著者・本多さんからのコメントや補足情報などが満載です。

hondaEnglish02.gif





また、著者の本多さんが主催するサイトは
「English BBS Super List」
そして人気を集めているメルマガは
『NHKラジオ「ビジネス英会話」を骨までしゃぶる』


本多さんご自身は、NHKビジネス英会話の杉田先生を師とあおぐほどの大フアンで、勉強会やメディアの取材などに杉田先生と一緒になることもおありにだそうです。


そんな本多さんへの取材内容は、『世界、ちょいびき!』にもアップします。お楽しみに。

それでは、僕が本書を拝見して、早速活用させてもらったものをご紹介しましょう。インターネットを使った英語学習に関するページ。そこで勉強になるよと書かれていたサイト『How Stuff Works』に着目してみました。ホンモノで学ぶ英語を標榜する『世界、ちょいびき!』編集長の僕は、早速、そのコンテンツを堪能してみることにしました。以下にご紹介します。




HowStuffWorks is widely recognized as the leading source
HSWは広く知られる 情報源として

for clear, reliable explanations of how everything around us actually works.
明確で、信頼性のある説明 あらゆること 身近にある(ものが)実際に(どう)なっているのか。

Through the flagship Web site HowStuffWorks.com, a popular series of books, an acclaimed kids' magazine, as well as many other ventures,
象徴的なサイトHSWは (他に)人気の書籍シリーズや、評価の高い子供向け雑誌、さらには多くの冒険的な試み

the award-winning company has helped demystify the world for millions of curious people.
賞を受けた会社が推進しているのは世界の神秘を紐解くこと たくさんの好奇心旺盛な人たちのために



HSW(How stuff works)はサイトトップで、11のカテゴリーが並んでいます。
Computer
Auto
Electronics
Science
Home
Health
Money
Entertainment
travel
people
shop for


それではいくつかあるカテゴリーから、具体的にひとつの記事を見ていきましょう。まずは“Home”の中の消火器(Fire extinguish)についてです。



A fire extinguisher is an absolute necessity in any home or office.
消火器は 絶対に必要 どの家や事務所でも。

While there's a good chance that the extinguisher will sit on the wall for years,
ただ、おそらく 消火器が置かれているのは壁のところで、何年にもわたり

collecting dust, it could end up saving your property and even your life.
埃をかぶるも、最終的には助けてくれるかもしれない、あなたの財産や命さえも。


こうして、消火器についての解説が始まります。最初のページでは、そもそも火事についての解説です。火とは、化学的な燃焼反応(chemical combustion reaction)で、勝手に燃え出すものではありません(don't spontaneously catch on fire)。ここでは、木が燃えるときの典型的なプロセスが説明(the sequence of events in a typical wood fire)されています。


次のページでは、消化器の中身についてです。火がおこるときの要素を三つに分け(three essential elements involved in producing fire)、それぞれの熱・酸素・燃料(heat, oxygen and fuel)がのうち、どれかひとつをどのように取り除く(remove)か、が重要な点です。ここには。消化器の内部の仕組みを示すアニメーションが用意されています。


使い方はご存知ですか。せっかくですから、英語で学んでおきましょう。


To use the extinguisher, you pull out the safety pin and depress the operating lever.
消化器を使うには、引き抜く 安全ピンを 押し下げる 操作レバーを

The lever pushes on an actuating rod,
(下げられた)レバーが押すのは作動バー

which presses the spring-mounted valve down to open up the passage to the nozzle.
それが押す バネ式のバルブを下げる 開かせるために 通路を、ノズルに向かって。

The bottom of the actuating rod has a sharp point, which pierces the gas cylinder release valve.
底は、作動バーの  とんがった先があり、それが貫く、ガスシリンダーの解放バルブに。


さらに次のページで、消化器のタイプを説明しています。そのひとつは、水の入ったタイプ(A water extinguisher)。他に、二酸化炭素(carbon dioxide)入りのもの、そして実際には粉末の入った(The most popular extinguisher material is dry chemical foam or powder, typically )タイプなどが主流です。


4ページ目になると、さらに詳しく知りたい方のための、それぞれのリンクが用意されています。サイト内の特集記事と外部記事とに分けられています。





本多さんはご自身の英語力にもまだまだ貪欲でした。決してネイティブのような環境下で学んでこれたわけではありません。まさに、一般の僕たちと同じように、日本にいながら、仕事の合い間にコツコツと学んでいらっしゃるんです。続けるための仕掛け。本書で書いた内容をそのまま実践しておられました。


それにしても、本多さんは、どこかの教師のようでした。人それぞれに状況を考えながら、英語に悩める人々に知恵をご提案しているのですから。僕のように、自分が好きだから、人も好きだろうと考えてしまう性格には、爪の垢を煎じて呑むくらいの謙虚さが必要なのかもしれません。(*^-'*)>





▼本多さんの本に刺激を受けている人たちのブログです。

「勉強をやめない仕掛けを作る5つのアプローチ」という副題に惹かれ(目のつけどころはさすが)
同書の中に、「ブログに英語学習日記をつけてみたら」(英語学習モチベーションさん)
「真っ当な学習本は皆・・「自分でやらなきゃだめなんだよー」」(本多さんもです)
「明日からなんて言わず、この瞬間から英語を始めましょう」(そうそう)
「タイトルに引かれて買ってしまいました。」(確かに、いい言葉です)
同書に刺激され「しばらく英語勉強日記とすることに」(広まってますね)
英語学習にgoogle(確かに、同書はPCを使った英語学習法が必見)



Posted by cancheer 02:25 AM | 固定リンク
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