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May 2007
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お知らせ(7)
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「まあ、いいじゃないか」という、気楽&独楽コメントコーナーは、
野村さんは、僕が大ファンの阪神を三年間率いた監督でもあります。
が、結果は残せませんでした。そんな人から、僕は何を学ぶのでしょうか。
したがって、阪神ファンの間での野村さんへの評価はいまいちです。結果がすべてのプロの世界にあってはやむを得ないのでしょう。
「借りた傘も雨があがれば邪魔になる」 僕が傘を持ちたがらないのは、傘を邪魔だと感じるのが嫌だからです。嫌だと思うくらいならやりません。もし、傘を持つなら、感謝して大事に持ちたい。だから今の僕には、まだ持てないんです。僕の、次なる大切な課題です。(笑)
僕自身は、人のマネジメントに関わったことがあります。いずれも小さな会社です。そして言い切ってしまえば、いくどかの成功と失敗を経験しました。特に失敗訓においては、勉強になりました。バカな経営者と対峙したとき、自分に何が足りなかったかがよく分かったからです。野村さんの言葉を少々借りてみましょう。
1)現場が決断を促す
野村さんは退任後、阪神の久万オーナーに「詰めが甘い」と言われたそうです。後任の星野監督は、「誰がほしい、いくらほしい」とみずから具体的に要求してきたそうです。僕自身も、あのとき、会社に在庫をさせるくらい動いてしまえばよかったと思います。バカな経営者は、「決断しないことが決断」などの迷言で、結局、何も決めず、その理由を他人のせいばかりにしていました。僕自身が退路を断つつもりの決断を示すべきでした。
野村さんは、野球を熟知した方さえもうならせる精緻な視点を展開します。そして、現場を知らない責任者に、戦略論まで昇華させて伝えようとしています。四番(主軸打者)とエースは外から、精神的な支柱になれる存在を獲ってきてほしい、と訴えているのが好例です。現在は、選手名も挙げてお願いしているそうです。僕は、その点でも遠慮しすぎたと思います。バカな経営者と、機能していない役員会の、代案のないままの決定で、引き下がってしまったのです。
「考えた上での見逃しの三振」は仕方ない。また、個人の選手の記録がかかっている場合、それをチームで応援したい、などと野村さんは書いています。一見、チームワークの支障になる行為ですが、逆にそれがチームをまとめる力になると考えているようです。僕に一番欠けていたのはこの点です。「所詮、バカな社長・・」と言う仲間を叱り、バカな経営者と本気で対峙するところまで持っていくべきでした。
きっと、僕にはまだ「大切な傘」を手にする覚悟がなかったからだと思います。自分で何とかなると考えてしまい、自分ひとりが耐えれば乗り越えられるといつも考えていたからです。失うものはない・・くらいの範囲でしか、決断も行動もしていませんでした。本当は、守るべきもののために、覚悟をしてかかるべきでした。
野村さんが阪神監督に就任したとき、当時のチームリーダーである和田選手を叱ったそうです。監督が変わっても、(試合は選手がするので)変わらない、と発言したのだとか。多少の誤解があったにせよ、選手がそう考えてしまえば、変われるものも変われなくなります。僕は結果として、「仲間を叱る」ことができませんでした。彼らをまとめて、バカな経営者を糾弾するまでにはいかなかったのです。僕がコンサルタントだった頃の恩師の言葉ですが、「縁なき衆生は度し難し」。だったら、それようの対処を考えるべきだったんでしょう。
野村監督が肝に銘じている言葉だそうです。 心が変われば態度が変わる
態度が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる 運命が変われば人生が変わる
▼『野村ノート』をご覧になった方々のブログをご紹介します。 # “学の無い輩でござんすが野村克也監督の本はほとんど買って読んでます” # “専門家とプロが冷遇される国・・「何を評価しているのやら」(野村監督)”
Posted by cancheer 12:26 PM | 固定リンク
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ザ・野村ノート
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野村ノート
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