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May 2007
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お知らせ(7)
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惑わされてはいけない10の迷信。「英語野郎YAROO」創刊号の特集テーマです。前回は、リスニングに関する迷信というテーマに対し、『世界、ちょいびき!』編集部でもある僕たちの見解を、「聞き流しの薦め」として示しました。二回目は、僕たちの改革の本丸、リーディングです。 新コーナーの「英語を学ぼう」がお届けするのは、 お薦め学習方法や教材、その他ヒントになる情報などです。
これも迷信でしょうか。
そもそも、日本人が大陸(中国)の先進文物を一刻も早く読みたいと考えていた時代、漢字だらけの中国語に返り点を振る読み方は、極めて合理的でした。古来より、教養人のたしなみとされてきました。和訳ではなく、和読です。中国語を外国語としてマスターする気などほとんどなかったのでしょうか。 現在、英語を和読し、「英語は後ろから訳せ」などというアドバイスを跋扈させてしまったようです。僕たちが改革の本丸と位置づけるのは、まさに、この和読習慣と正反対のやり方、「英読」です。日本語にしたものを英語の順番に並べる。無理やりにでも自然な日本語に近づけ、その言い回しを英語だとして慣れること、なのです。 たとえば、 I played tennis in the park yesterday. ↓↓↓ 私 遊んだ テニス その公園 昨日
英語と日本語の言い回しは違いますから、そこは慣れるしかありません。日本人のように「すいません」を連発する国民と、謝りを認めたがらないアメリカ人とでは、僕たちの普段の日本語をそのまま直訳をするだけではコミュニケーションが難しくなるのと同じことです。 英語の単語を日本語に訳すとしても、英語の順番で理解し、その言い回しに慣れることが、大切です。その効率的な練習方法とは、感情を込めて読むこと。「多読」が静かなブームになりつつありますが、インプットを増やせば増やすほど、英語の言い回しに慣れれば慣れるほど、「英読」が身に着きます。
最近、大手の語学教材制作会社をお訪ねしました。色々と勉強させられることが多かったのですが、一点、「読むことは、はやらないんです。」とおっしゃいます。僕らの考え方にはもちろん賛同してくれるのですが、商売のためには、読むなど言わず、「話そう」とか「点をとろうとか」を声高に主張した本のほうが売れるのだそうです。 マスを相手にニーズへの後追いをするしかない大手の限界なのか、営利企業としての性なのか、正しいことを主張するのは少数派にしかできないのでしょうか。
改革の本丸と啖呵を切った僕も、商売の重要性を前にすっかりぐらついていました(笑)。読むためのツール、『クイックショナリー』に着目した自分自身にエールを送りつつ、ちょっと弱気になっている僕でした。
《参考サイト》
Posted by cancheer 09:16 AM | 固定リンク
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